グループの認知を広げるための広報誌を、創刊から手伝ってほしいとご依頼




●仕 様:A4 /8ページ/フルカラー
●種 類:広報誌(創刊号/年2回の発行予定)
●事業内容:介護老人保健施設の運営・訪問介護などの提供、ほか
●制作目的:グールプ内4施設の認知拡大、および、お問い合わせの増加
●配布対象:デイケア、および、老健(短期)ご利用者様、ほか
●配布方法:手渡し/各施設内での設置
●制作期間:約3か月半
●制作範囲:ヒアリング/企画/インタビュー取材/ライティング・リライト/写真撮影/レイアウト構成/デザイン/印刷手配/進行管理
浩治会様はグループ内に、介護老人保険施設や介護付き有料老人ホームなど4つの施設を運営されています。
ただ、各施設の利用者様のご家族や、他施設のデイケアご利用者様のご家族には周知が行き渡っていないと実感されていました。
そこで、広報誌という形で認知を広げることで、グループ内の4施設の取り組みや各施設の雰囲気、スタッフからのメッセージなどをお届けし、施設選びの参考にしてもらいたいというご要望でした。
広報誌のコンセプトに合わせ、紙の種類からご提案
創刊号ということもあり、一冊のコンセプト立案から始まり、ページ数、ページ構成などをご提案。特に重要な広報誌のタイトルは4案をご用意し、選んでいただきました。
また、 広報誌のターゲットは主に「富裕層向け」ということで、誌面デザインは「スタイリッシュで高級感のあるイメージ」で作り、法人全体のブランディングにもつなげたいご意向でした。
そこで、まずは紙の種類も通常のコート紙やマット紙だけではなく、多種多様であることをご紹介。
高価格だけれど画用紙のような手触り感と風合いが特徴の「ファインペーパー」という選択肢もあることをアドバイスさせていただきました。
その結果、紙は「ヴァンヌーボーVGホワイト」というファインペーパーに決定しました。
写真や画像で、この紙の良さをお伝えできないのが残念ですが、本当に紙を変えるだけでパンフレットのクオリティはグンと上がります。もちろん、費用も上がってはしまいますが…。
老人ホームの広報誌「らしくない」デザインを意識
デザインは、白を基調にした余白が多めのレイアウトにすることで、高級感を演出。同時に写真は明るめに、大きめに、そして文章は少なめにして配置しました。
それら写真や文章などのコンテンツは、広い余白を活かしてページごとにランダムにレイアウトすることで、誌面の中で動きをつくり、同じトーンでありながら飽きのこないデザインを意識しました。

老人介護施設の広報誌としては、デザイン的にも、紙などの仕様的にも、他とはまったく違ったテイストの一冊に仕上がりました。
「いわゆる『老人ホームの冊子』らしくないもの」をご希望されていたクライアントにも、ご満足していただけました。